• 11月 5, 2023

アルツハイマー病治療薬

2023年7月にアメリカで承認されたアルツハイマー病の新薬は、日本でも承認に向けて着々と準備が進められてきました。エーザイが実施した臨床第Ⅲ相試験のデータに基づき、「レケンビ(一般名:レカネマブ)」が本邦で承認され、年内には発売される見込みとなっています。添付文書にある効能・効果は「アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度の認知症の進行抑制」、用法・容量は「通常、レカネマブ(遺伝子組換え)として10mg/kgを、2週間に1回、約1時間かけて点滴静注する。」となっています。2週間に1回の通院が必要となるようですし、通院する医療機関でこの治療が受けられるかどうかも確認が必要です。当院でも引き続き動向を注視したいと思います。

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