脳ドックとは?
脳ドックとは、脳血管障害、脳腫瘍、認知症なども含めた脳疾患の早期発見、その発症予防を目的とした検査です。MRI(脳実質撮影)、MRA(脳血管撮影)、頸動脈エコーなどの画像検査並びに血圧、心電図、血液検査などの結果から総合的に判断します。
40歳以上で、「高血圧」「糖尿病」「脂質異常」「肥満」「不整脈」のある方、「お酒」を多量に飲む方、「タバコ」を吸う方、「脳卒中」になったご家族のいらっしゃる方には、特に脳ドックの受診をお勧めします。
- ※MRI
- MRIとは、強力な磁場の中に体を入れ、強い磁気と電波を使って体の内部(臓器や血管)を撮像する検査機器です。脳神経外科では、主に脳や脊髄などに生じた病変の診断を行います。症状がまだ現れていない初期の脳梗塞や脳動脈瘤などが診断でき、脳疾患(脳梗塞、脳出血、脳血管病変、脳変性疾患、脳腫瘍など)の早期発見・予防に役立ちます。
- ※CT
- CTはX線を用いて、身体内部を輪切りになった状態で画像化する検査です。被検者は検査台に仰向け寝た状態になり、大きなドーナッツ状の中をくぐるように移動しながらの検査になります。急性期の内因性脳出血を判断する際に行われることが多く、造影剤を使用すれば脳血管を描出することも可能で、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などの診断が可能です。
簡易脳ドック 24,200円
(22,000円+消費税10%)
- 頭部MRI・MRA(脳動脈+頸動脈)検査
脳ドック 33,000円
(30,000円+消費税10%)
- 頭部MRI・MRA検査
- 頸部超音波検査
- 血液検査(肝機能検査、糖代謝検査、腎機能検査、脂質代謝検査など)
認知症ドック 33,000円
(30,000円+消費税10%)
- 物忘れの病歴聴取・問診
- 簡易認知機能検査、うつ病検査
- 採血検査(認知症の原因となるホルモン、ビタミン等の精査を行います。補充療法などで治療可能な認知症を鑑別します。)
- 頭部MRI・MRA検査(VSRADを含む。)
VSRADとは、「早期アルツハイマー型認知症(痴呆症)診断支援システム」のことです。VSRADは、前駆期を含む早期アルツハイマー型認知症に見られる海馬傍回の萎縮の程度を読み取るためのMRI画像処理・統計解析ソフトです。
脳ドック+生活習慣病健診 48,400円
(44,000円+消費税10%)
- 頭部MRI・MRA(脳動脈+頸動脈)検査
- 頸部超音波検査
- 一般計測(身長・体重・BMI・腹囲)
- 血圧、心拍測定
- 血液検査・尿一般検査
- 心電図検査(安静時)
- 胸部レントゲン検査
脊椎ドック 44,000円
(40,000円+消費税10%)
手足や腰の痛み・しびれは脊髄や末梢神経に由来することがあります。当院では、脊椎ドックも実施しており、以下の方を対象としています。
- 特に現時点で症状はないが、自分の脊椎脊髄の状態を知りたい
- 脊椎脊髄の病気を予防したい
- 寝たきりの予防を考えている
ドック内容
- 頚椎レントゲン(6方向)および腰椎レントゲン(6方向)
- 頚椎および腰椎MRI(T2強調画像矢状断と水平断、冠状断)
肺ドック 16,500円
(15,000円+消費税10%)
当院ではCT検査にて肺ドックも行っています。日本人の死亡原因の第一位は悪性新生物ですが、この中でも特に多いのが肺がんです。進行すると治療が極めて難しくなり、命に直結します。タバコを吸われる方はリスクが高いのですが、吸われない方であっても、肺がんでお亡くなりになるケースが少なくありません。
そのため、早期発見・早期治療が大切なのですが、一般的に行われている胸部エックス線検査では不十分なことがあります。悪性腫瘍ができる場所によっては、心臓などに隠れて発見しにくい症例が少なくないのです。当院では、エックス線撮影だけでなく、肺の断面を小刻みに映し出すことが出来る肺CT検査を行えます。50歳以上の方、長年タバコを吸っている方は特に肺がんのリスクが高いので、定期的に肺ドックを受けられるようお勧めいたします。
ドック内容
- 肺単純CT