頭部外傷について
日常生活の中では、転倒や転落、スポーツ中の接触、交通事故などによって頭部に怪我を負うことがあります。脳は硬くて丈夫な頭蓋骨と脳脊髄液で満たされた髄膜に覆われていますので、外部からの刺激に比較的強い構造になっています。しかし、強い衝撃が起こると、頭蓋骨の中にまでダメージが及んで脳が損傷し、意識を失ったり運動麻痺が出現したりすることがあります。
怪我の直後には目立った頭痛などが生じず、後から深刻な症状が現れることもありますので、頭を強く打った際には、脳神経外科・内科を受診し、CT検査などで脳などの状態を確認しておくようにしましょう。
このようなときは急いで受診して下さい
- 吐き気がし、嘔吐を繰り返す
- 頭痛がどんどんひどくなる
- 意識が朦朧としている
- 手足が動きにくい
- 物が見えにくい
- けいれんを起こす
- 出血がひどい
- たんこぶが良くならない
- 耳や鼻から、血液混じりの水が出た